家具工房 きじや オンライン
一枚板テーブルを中心とした、無垢の木の家具を販売。
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飛騨高山の
家具工房 雉子舎 (きじや)
〒506-2131
岐阜県高山市丹生川町大萱1430-2
TEL 0577-78-4030
FAX 0577-78-4031
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きじやのテーブル

きじやは、飛騨高山の森の中にある家具工房です。
確かな腕を持つ職人たちが集まり、もくもくと誠実に家具をつくっています。

中でも職人たちがその品質に自信を持ち、家ぞくの中心に置いて頂きたい商品があります。 それが、一枚板テーブルを中心とする、天然無垢の木のテーブル
ここでは、きじやがつくる「一枚板テーブル」「ブックマッチテーブル」「ナチュラルテーブル」の、3タイプのテーブルについて、それぞれの特徴をまとめてみました。

一枚板テーブル

天然無垢の材料を使った、世界にたった1枚の「一枚板テーブル」。
木の風合いを丸ごと活かした贅沢なテーブルは、特別な存在感を持っています。

トチの一枚板を座卓で使用した例

一枚板テーブルを取り扱うお店はたくさんありますが、きじやは飛騨高山の森の中にある、小さな「家具工房」です。大量生産はできませんが、きじやのテーブルは確かな腕を持つ職人によって、1点1点丁寧に作っています。

鑿(ノミ)を使って、チギリをはめ込むための穴を手作業で調整する職人

きじやがつくる一枚板テーブルの最大の特徴、 それは、材料となる木材の選び方です。
木は天然の産物ですから、人と同じでそれぞれ個性を持っています。すらっとした木、ゴツゴツした木 、年輪を重ねるごとにその時間を幹に刻んでいます。 そんな目で木と向き合っていると「その木との出会い」 が訪れます。

天板の程よいアクセントとなっている虫食い穴

たとえば右の写真、なにやら天板に黒い模様が入っています。
これはカミキリムシの幼虫が木を食べながら移動した跡、つまり「虫食い穴」です。
それを、天板とは別の色の木の粉で埋めました。
虫食いが程よいアクセントになり、このテーブルの魅力を一層引き立てています。
これらを「木の個性」として活かし、職人の技術と感性をもって、個性的な一枚板に仕上げます。

職人たちは、丸太を製材する段階から「この木をどう引き立てるか」ということを常に考えています。
「この幅だとダイニングテーブルに良さそうだな」
「この割れはそのまま生かしてみようか」
「じゃぁこのあたりにチギリを入れてみよう」
そんなやりとりが、木1本1本、板1枚1枚に注がれているのです。


製材後の様子、職人たちが木を活かす方法を話し合う

世界で一枚だけのテーブルだからこそ、自然が偶然つくり出した美しさと個性をどこまで引き出せるか。それが、私たちの仕事だと考えています。


ブックマッチテーブル

ブックマッチとは、もともと一本の木の隣り合わせだった2枚の板を、面していた側を本の見開きのように組み合わせ、スリットを持たせて接合した、左右対称の木目を楽しむ板です(下図参照)。

ブックマッチテーブルのつくり方

材料は一枚板テーブルと同等のものを使用します。
ただし、ブックマッチの美しさは同じ模様が左右対称に並ぶことにありますから、製材をした時点でブックマッチに向いていると思われる木だけを、ブックマッチテーブルに仕立てることになります。

製材後の板は、加工後の反りや狂いを避けるために、1年以上もの長い間自然乾燥させます。
特に、ブックマッチテーブルは2枚で一対ですから、その乾燥条件も同じになるように配慮する必要があります。
下の写真がその様子。隣り合わせの板同士が、一対になっているのです。

ブックマッチ加工前の板、2枚の板を一対として並べ、乾燥させている様子。

左右対称の木目が美しい、ウォルナットのブックマッチテーブル

ところで、スリットが入っている分、使い勝手はどうなの?と思われる方もいらっしゃることでしょう。
実は、きじやのブックマッチテーブルにはある工夫があります。
それは、例えば食卓で醤油をこぼしてしまった!という場合、スリットの間に汚れが入ってしまってもしっかりと拭き取れるよう、裏側に指の入る分だけの隙間をつくっています。
見た目が美しいのはもちろん、機能的にもしっかりと考えられたテーブルなのです。
またブックマッチにはスリットの無いタイプもあります。


ナチュラルテーブル

きじやでは、一般的に呼ばれる「接ぎ合わせテーブル」を「ナチュラルテーブル」と呼んでいます。
接ぎ合わせとは、2〜4枚の板を接ぎ合わせてつくる天板のこと(下図参照)。
両端は、耳と呼ばれる木材の曲線部分(木の表面)を残して仕上げます。

ナチュラルテーブルのつくり方

天板の裏側に、片側から蟻桟(アリザン)を打ち込んでいく、ビスなどの金属は使わない

天板の裏側には蟻桟(アリザン)という反り止めが入っています。
ブックマッチの項でもお伝えしましたが、テーブルに使用する板材は、1年以上もの長い間、自然乾燥させます。
その後、最近の高気密住宅、エアコンや暖房の使用といった過酷な条件にさらされても大丈夫なように、さらに乾燥を施して木の狂いを抑えます。
それでも木は生きています。その時々の湿度に合わせて、私たちの想像よりはるかに大きく動いています。
ですから反り止めと言っても、単にビスなどで押さえつけるだけでは、木の動きを止めることができません。逆にそういった木の性質を無視した処理は狂いの原因にもなるわけです。

これに対して蟻桟は、天板に溝を掘り込み、木の膨張・収縮を妨げることなく、しかも反りを最小限に食い止めることができる、自然の理にかなった工法です。
飛騨の匠によって受け継がれてきたこれらの技術は、きじやの家具づくりの考え方に、深く通じています。
できる限り自然のまま、生きているまま、木を活かすということ。
それが、私たちの家具づくりの原点です。



樹種(木の種類)について

きじやの家具に使われる材料は、主に広葉樹です。
広葉樹は針葉樹に比べて成長が遅いため、その分年輪が細かく、とても美しい木目を有しています。

ここでは定番として使用している木の種類と特徴を、簡単にまとめてみました。
色や木目の入り方など、それぞれがとても魅力的です。
もちろん、これ以外にも様々な樹種を取り扱っています。
樹種の指定などございましたら、「ご相談コーナー」よりお気軽にお問合せください。

タモ(学名 : Fraxinus mandshurica var. japonica)
タモ材見本

モクセイ科の環孔材です。日本から中国にかけて分布しており、年輪は明瞭で、時に美しい杢を有します。これはタモモクと呼ばれます。良質有用な材で家具材、造作材、器具材などに用いられています。特に、弾力性に富むのバットやラケット、スキー板などの材としても重用されます。



トチ(学名 : Aesculus carnea)
トチ材見本

トチノキ科の散孔材です。日本、中国に分布し、特に東北地方や北海道南部に多く自生します。材面には絹のような光沢があり、リップルマーク(さざなみ紋)と呼ばれる美しい紋があわられます。木肌は緻密で、加工性もよく椀や盆などの刳物、彫刻材などに用いられます。特に、縮杢(ちぢみもく)が現れたものは茶道具や工芸材料として珍重されています。実はトチ餅などに加工し食用に利用されます。類似種のマロニエ(セイヨウトチノキ)は、パリの街路樹として有名です。


ケヤキ(学名 : Zelkova serrata )
ケヤキ材見本

ニレ科の環孔材です。日本を代表する優良材として知られています。年輪は明瞭で光沢がり、材は耐湿・耐久性に優れています。弾力性があり、曲げにも強いため、古くから建築材、家具材、建具材、造作材として幅広く用いられてきました。特に寺社建築や、農家の大黒柱として重用されてきました。300年以上経った古木には、玉杢、牡丹杢、泡杢などの美しい木目模様が現われることがあります。


ブラックウォルナット(学名 : Juglans nigra L.)
ブラックウォルナット材見本

クルミ科の散孔材です。北米が主な産地です。表面は、周辺では乳白色から灰紫色、中心は紫色を帯びた薄褐色から濃褐色と独特の色合いが特徴です。艶出し加工で美しく仕上がり、加工性も良い材です。経年変化によりタンニンの影響で黒くなることがあります。木理が美しいため、古くから高級家具材や工芸用材として用いられてきました。チーク、ローズウッド、マホガニーと並んで世界的な高級材で、米国産の木材のうちで最も人気のある材の一つです。


セン(学名:Kalopanax pictus )

ウコギ科の環孔材です。日本から中国に分布しており、日本では北海道に多生しています。木目ははっきりしていて、高級材のケヤキに似ているため、着色して代用材として使われることもあります。肌目はやや粗いですが美しく、面白い杢が現れることがあります。針桐とも呼ばれ、軽くて軟らかく加工がしやすい材です。下駄の材料としてもよく知られています。


クルミ(学名 : Juglans mandshurica subsp. sieboldiana)
クルミ材見本

クルミ科の散孔材です。日本全土に分布しています。主に山中の湿地に生え、あまり大きな木にはならない木です。木肌はやや粗いですが、表面は良好に仕上がります。切削などの加工が容易で、家具材、彫刻材、建築材、器具材などに用いられています。柔らかく、やさしい雰囲気が特徴です。


ミズメ(学名:Betula grossa )
ミズメ材見本

カバノキ科の散孔材です。本州から九州の深山に生え、高さは20メートルに達します。わが国特産の材で、生産量が少ないため、市場にあまり出回っていません。重くて硬い材なので、肌目は緻密で美しいです。家具材、器具材、床板などに用いられ、漆器の中でも高級な木地として使われています。かたくて弾力があるので、かつてはこの木で弓を作っていました。


ナラ(学名 : Quercus crispula)

ブナ科の環孔材です。日本から中国に分布しています。柾目面には帯状に虎斑(とらふ)杢が現われる。重くて硬い材ですが、加工は容易です。家具用材、洋酒の樽材、建築材、枕木などに用いられ、ブナとともに曲木の材料に適しています。


※環孔材と散孔材とは…
広葉樹が水を吸い上げる管を「導管」といいます。針葉樹には導管がないため、広葉樹独特の表情に一役買っています。
さらに広葉樹は、導管の配列のしかたで、「環孔材」と「散孔材」とに大きく分けられます。
環孔材は、散孔材に比べ導管が太く、その分布が年輪に沿って環状に配列しているものをいいます。塗料が導管に染み込み、木目がはっきり現われるのが特徴です。温帯地方の材に多く見られ、熱帯地方の材ではほとんど見られません。日本の材の約3割が環孔材です。
散孔材は、導管が不規則に配列しているものをいいます。おとなしい木目が特徴です。日本の材の約6割が散孔材です。